2018年9月12日 水曜日

"赤ちゃんにやさしい病院"認定は継続されました♡

「赤ちゃんにやさしい病院 BFH」認定継続の報告
 
 私たちの施設は1996年8月6日、日本で6番目の「赤ちゃんにやさしい病院 BFH」に認定されました。今年で22年が経過、3年毎の再評価の年
 となり、書類審査の結果、BFH認定継続が認められました。

 *赤ちゃんにやさしい病院、BFHは3年毎に施設の活動内容を報告、再評価を受けます。併せて8月のシンポジウムでポスター発表する義務が
  課されています。
 
 (以下)この2018年8月4日-5日、長崎で開催された第27回母乳育児シンポジウムで、発表した施設の活動内容をHPに掲示いたします

 *3年毎の再評価書類や施設の活動内容は、これまではシンポジウム当日の発表の場でしか、公開してきませんでしたが、私たちが
  歩んできた道のりと成果は、私たちだけのものではなく、数多くのお母さん、赤ちゃん、その家族、ともに歩んできた全国の母乳育児支援
  の先輩、仲間たち、そして私たちの施設の過去、現在、未来のスタッフのものでもあり、たどり着いた現状を公開すべきであると考え、
  このような形で発表させて戴くこととしました。皆さま方の厳しいご批判、ご指導をお待ちしています。

 *HPに掲示した中身は、発表内容に少し追加説明を加えています。またポスター展示時と順序を変更しています。
 



発表内容の案内(スライド)
 Ⅰ.3年間(2015-2017年)の経過、歴史、支援システム(S1-3)




□スライドの解説
 S1 この3年間(2015-2017年)の経過
  ・・「指摘された改善点、取組み、今後の課題」
  ・・社会的リスクを持った妊産婦の増加に伴い、「母乳育児支援」は「子育て支援」に繋がる必要性があると考えています。
    「母乳育児」の「抱いて、目を見て、赤ちゃんの思いを感じ取って、語りかける(係わる)、(そして、おっぱい)」の「母子関係作り」支援が
    「子育て支援」に結びつく、を目指しています。



 S2 施設の歴史
 ・・始まりは、「母乳、桶谷そとみ氏」と「母乳育児、10ヵ条、山内逸郎先生」との出会いからでした。
   そして「BFH認定」⇒「BFHからBFHI、大阪から近畿へ」⇒「社会的リスク(若年齢)支援」から「入院中の母子関係作りで子育て支援」と進んできました。
 


 S3  母乳育児支援システム・・「妊娠中」「出産時」「入院中」「退院後」




 S4 (図①)「母乳率~入院中、退院時、2週間、1ヵ月」・・「3年毎」の評価では「入院中母乳率」増加していますが、その他は低下傾向です。




S5(図②)「児体重減少回復」・・入院中の体重は、日齢1:-3.5%未満/直近9年間平均」「日齢2:-6.2%以下/9年間」日齢5:-2.5未満/12年間」と頑張っています。





 S6 (図③)「出産時の医療介入率(2000-17年)」・・
        「会陰切開:増加するも10%未満」「帝王切開:何とか10%前後」「薬剤-促進剤使用が2.5倍増と顕著」、その結果「医療介入14.3→30.3%と倍増」
                         と心痛める結果となっている。




 S7(図④)「当院の社会的リスク」・・
            「若年齢(10代)」が当院では際立って多い、その結果「要養育支援("特定妊婦")」が多くなり、また「メンタルな課題」を持つ妊婦も多くなっている
                    (なお「当院の社会的リスク」の分類は「"特定妊婦"~望まない妊娠、若年の妊娠、精神疾患、支援者の不在」に基づいていない、
                      またリスク要因として家族歴・生育歴もあるだろうが、含めていない)。




 S8 (図⑤~⑤⑥⑦は厚労省統計)「虐待対応件数(児童相談所)」・・11631/1999年→122575/2016年、10.5倍/17年間



 S9 (図⑥)「0-2歳児の虐待数と率」・・
        「率」は20%前後と一定、「数」は2393→23939と10倍/17年間。 虐待の性質上、終結難しく、継続大多数、再発の可能性もあり。
                         始まり(0-2歳)の虐待(係わり)数が虐待対応総数に 重大な影響(意味)を与えているのではないだろうか。




 S10 (図⑦)「虐待死の年齢」・・
                           第12次(2014年)0歳児が6割強(61.4%)、第1-12次平均45.2%(なお第13次の0歳児も57.7%と6割弱)、虐待死、0歳児に集中





 S11 (図⑧~日産婦医会・研修ノート)「虐待死0歳児の月齢」・・
                  0ヵ月44.9%(115/256)⇒0ヵ月中0日死亡98/256(38.3%)(*0日以外の0ヵ月17人)0日虐待死・・ 望まない妊娠、未受診、母子手帳なし、自宅)
          ⇒0日を除く0歳児虐待死は61.7%(158/256)、 施設退院後1歳までに発生  これらのケースは防ぎうる、防がなくてはならない、出産施設が!!




 S12 (図⑨)「当院のEPDS」・・3.82/2週間、2.18/1ヵ月




 S13 「A静覚醒(初期~STS、前期~同室開始)」・・「注視、eye contact」「声に反応」





 S14 「B静覚醒~動覚醒(前期、中期)」・・「ママに微笑」「見える物、人に好奇心」
 




 S15 「B静覚醒~動覚醒(前期、中期)」・・「(さまざまな)早めの空腹のサイン」






 S16 「C動覚醒(中期、後期)・・「模倣~ママ以外にも微笑」「思いを表し、やり取りが始まる」






 S17 「C動覚醒(後期)」・・「好奇心、遊びが始まり、やり取りを楽しむ」



  
 S18 「C動覚醒(後期)」・・「遊び、やり取り、対話が始まり、続く」



 
      □このように、施設入院中に「赤ちゃんの傍にいて、赤ちゃんの思いを感じ取って、早めに応えられる」ようになり、
  「赤ちゃんとの(赤ちゃんからみれば、ママとの)やり取り(母子関係)」が開始できれば、退院後の母子間の関係作り、
    子育てがスムーズに流れていきます。「泣いている赤ちゃん」への対応にも慣れ、「赤ちゃんを責めたり(虐待)」、
  「自分を責めたり(産後うつ)」することも少なくなるのではないか、と考えています。





















投稿者 医療法人笠松産婦人科・小児科

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